SDGs Berbers 理容室から未来のために

本部/奈良県生駒市壱分町1150-1　ロイヤルオブヘア―

理容室から未来のために
SDGs Barbersプロジェクト

2019年、世界で最初の患者が報告されてから瞬く間に世界中にパンデミックが拡がった新型コロナウイルス感染症は私たちの生活に大きな影響を残しました。
そのような状況下で少しでも前を向けるように全国各地の理容師と近畿大学生が手を取り合い、今だからこそできることを、と立ち上げた「SDGsを考えるプロジェクト」は2021年、オンライン会議によりスタートしました。

SDGs Barbers
「理容室から未来のために」

現場で働く理容師側と大学生の新鮮で柔軟な考え方で誕生したのが「SDGs Barbers 」です。
最初の「輪」は小さいかもしれません。それでも地域に根付き、暮らしに密着した仕事である理容業を通して「SDGs Barbers 」の取り組みが広がって、いつか大きな「輪」になれる事を目指してまいります。

【SDGs Barbers 発足の経緯】

プロジェクトを立ち上げるにあたり、まだまだ理容室内でのSDGs への取り組みは残念ながら浸透していない現状がありました。
その背景には、個人でのSDGs への認識の低さや関心の低さなどが考えられます。

そこで、我われ理容師と学生達で考えついたのが、「理容室で出来るSDGs の目標の仕組み作り」です。
SDGsに関する取り組みをチェック項目にして一つでも多くクリアを目指すというルールを作ることにより、目標が見えてきて達成しやすい流れを作りました。

理容店が取り組むSDGsってどんなこと？

取り組み例
・従業員と顧客の運動習慣推奨による健康に対する意識の啓発
・顧客の健康チェック
・誰もが安心・快適に通えるサービスの提供
・大学生と理容師による産学連携企画の推進
・カラーチューブリサイクル
・SDGs Barbersに参加する理容店を広めるための仕組み作り

SDGsを意識した新たな商品開発
・出生登録を行っていない人々が多く、就学率が低いこと
・飲料水へのアクセス、衛生設備が整備されていないこと
・労働者の低い賃金と低い農業生産性により、安定的な収入のないこと
などがあります。

SDGsBarbersが取り組む２９のチェックリスト

すべての人に
健康と福祉を

・子供110番のステッカーを店のドアに貼る
・従業員と顧客の運動習慣推奨による健康に対する意識の啓発
・顧客の健康チェック（2ヶ月に１回どのくらい運動しているか振り返ってもらう)

質の高い教育を
みんなに

・利用者同士が自由に交換できる本棚を作る
・地域の学校や職業訓練校などの見学を受け入れる
・教育支援活動のために売上の一部を募金にあてる

ジェンダー平等を実現しよう

・ユニセックスのお店であることを発信（女性の顔剃りをアピールするなど）

安全な水とトイレを世界中に

・ケアルを使うことによって、朝のシャンプーの機会が減り、朝のスタイリングを楽にして水を節約

エネルギーをみんなに　そしてクリーンに

・電気をできるだけLED化する
・ドライヤーなどの電力消費が多い道具を消費電力が少ないものに変更する

働きがいも
経済成長も

・ワークライフバランスの実現
・育児をしながら働ける環境づくり
・一度現役を引退した理容師を再雇用する
・スタッフの髪型・服装は自由

産業と技術革新の基盤をつくろう

・新たな商品の開発を続ける

人や国の不平等をなくそう

・多言語の接客マニュアルを準備する

住み続けられるまちづくりを

・誰もが安心・快適に通えるサービスの提供を続ける

つくる責任
つかう責任

・繰り返し利用ができる耐久性の強いものを使用する
・薬剤の適量を心がけ、ロスがないようにする
・ヘアカラー剤のアルミチューブをリサイクルする

気候変動に具体的な対策を

・必要のない電気を切るなど節電に努める
・水の消費量減らす（シャンプーをトリート成分を含むものに変更など）

海の豊かさを守ろう

・プラスチックゴミを減らす
・詰め替え用のシャンプーや商材を積極的に使う

陸の豊かさも守ろう

・店の外に髪の毛が出ないように工夫（ハトの足に髪の毛が絡まるのを防ぐ）
・9月の第2月曜日をSDGs DAYとして地域清掃に積極的に参加するなど全国で大掛かりな清掃を行う

平和と公正をすべての人に

・新人でも意見が言いやすい風通しの良い職場環境を作る
・『潤う頭皮美髪水ケアル』の売上の一部を募金する

パートナーシップで目標を達成しよう

・大学とのパートナーシップ

働きがいも
経済成長も

・ワークライフバランスの実現
・育児をしながら働ける環境づくり
・一度現役を引退した理容師を再雇用する
・スタッフの髪型・服装は自由

SDGs Barbers加盟店のみで販売中

パウチ型容器を採用することで環境負荷低減を図ります。

ケアルの青い色はタイで美容のためにハーブティーとして飲まれているバタフライピー。

美髪効果が期待されていると言われています。

自然由来の成分を配合して頭皮環境も改善を目指します。

※ケアルについて詳しくは画像をタップで

自然由来の成分を配合して頭皮環境も改善を目指します。

※ケアルについて詳しくは画像をタップで

SDGs Barbers 認定店

宮城県仙台市	hair spa lounge aoihana
千葉県柏市	ヘアーサロン男爵
埼玉県戸田市	HAIR SASAKI
東京都豊島区	ヘアサロンセブン
奈良県生駒市	ROYAL OF HAIR
奈良県生駒市	ヘアスタジオクリエイション
奈良県生駒市	理容　ナカタニ
奈良県生駒市	ヘアーサロン　タマムラ
奈良県生駒市	Hair Produce K's b

埼玉県戸田市	HAIR SASAKI

奈良県奈良市	ヘアーサロン　イマニシ
奈良県奈良市	Cut Do Tamura
奈良県桜井市	ヘアーサロンKITAGUCHI
兵庫県西宮市	THE GROOMING BARBER MEN BAR's SHIRANE
兵庫県赤穂市	HAIR Shangri-la Matsubara
兵庫県神戸市	ヘアサロンクラウン
岡山県津山市	ヘファッションヘアーミナト
島根県出雲市	ファインヘアーセブン
熊本県熊本市	CutSalon Shiromura
	※令和4年（2022年）9月29日現在
奈良県桜井市	ヘアーサロンKITAGUCHI

近畿大学経営学部キャリアマネジメント学科　ゼミ生の声

私自身も今回の理容室への協力で、SDGsについてよく知ることができました。
理容業は地域に長く商売をされているお店も多く、利用されるお客様との信頼関係もできているのでSDGsを広げていくのに適していると思います。

この取り組みをもっとたくさんの人に知ってもらい、よりよい社会の実現に貢献できることを願っています。

経営学部女性

実際に理容店に足を運んで、自分の目で見ることで、店ごとの単位で取り組める目標基準を考えることができました。この取り組みで理容室に新たな客層を呼び込む可能性が広がればいいなと思います。

経営学部男性